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2026年最新版|TikTok企業アカウント成功事例7選|大阪の企業が取り組むべき戦略

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SNS運用のKPI設定は正しくできていますか?2026年版・企業100社超の実績データから学ぶ方法

公開日:2026年3月26日|更新日:2026年3月29日|監修:肥田 侑弥(株式会社Ceeev 代表取締役)

SNS運用を開始した企業の多くが直面する課題があります。それは「何を目標にして運用すれば良いのか分からない」という悩みです。

フォロワー数?いいね数?それとも売上?実は、KPI(重要業績評価指標)の設定方法を間違えると、どれだけ努力しても成果に結びつきません。実際に弊社では、過去5年間で100社超のSNS運用を支援する中で、KPI設定の失敗がクライアントの成果を大きく左右することを実感しています。

本記事では、企業のSNS担当者・マーケティング責任者向けに、正しいKPI設定の方法を具体的に解説します。失敗パターン、計算方法、運用ツールの活用まで、プロが実践しているノウハウをお伝えします。

SNS運用におけるKPI設定の失敗パターン5つ

BLUF:多くの企業が「フォロワー数を増やす」という曖昧な目標でSNS運用を開始します。しかし成果を測定できず、投資対効果が不明確なままになるケースが大多数です。ここでは、実際に見てきた5つの失敗パターンを紹介します。

パターン1:ビジネスゴール(売上)との紐付けがない

SNS運用で最も多い失敗が「フォロワー数を〇〇万人にする」というKPIを設定することです。フォロワー数は増えたのに、売上につながらないというケースは珍しくありません。

実際に弊社のコンサルティング対象企業では、SNS担当者が「毎月フォロワー3,000人増加」という数値目標を追っていたのに対し、経営層は「年間売上10%増」を期待していたという齟齬がありました。その結果、運用方針がぶれ、投資対効果が測定できない状態に陥っていました。

SNS運用に投じる予算は、最終的には企業の売上や顧客獲得数といったビジネスゴールに紐付いていなければなりません。

パターン2:媒体の特性を理解していない

InstagramとTikTokでは、ユーザー属性も行動パターンも大きく異なります。にもかかわらず「全媒体で同じKPI」を設定している企業が非常に多いです。

弊社では、大手メーカーC社のSNS運用をサポートしていますが、当初「全媒体でリーチ率15%以上」という統一KPIを設定していました。しかし分析の結果、InstagramはAIアルゴリズムの影響を強く受けるため、新規フォロワーへのリーチ率は5~8%が現実的。一方TikTokは推薦アルゴリズムが強く、リーチ率は25~35%が標準値だったのです。適切なKPI設定には、各媒体のアルゴリズムの特性を理解することが不可欠です。特にInstagram企業アカウントの伸ばし方TikTok運用代行の費用相場など、媒体ごとの戦略を学ぶことが重要です。

パターン3:測定できないKPIを設定している

「ブランド認知度を上げる」「親近感を高める」といった定性的なKPIを設定している企業も多いです。これらは重要ですが、数値で測定できなければKPIとして機能しません。

実際に弊社では、自治体E向けのプロモーション施策で「地域住民の認知度向上」というKPIを「Google検索の月間検索数」「SNSでの言及数」「問い合わせ件数」など、測定可能な指標に分解する作業を行いました。その結果、施策の効果を定量的に評価できるようになり、予算配分の最適化にも成功しました。

パターン4:短期目標と長期目標が混在している

3ヶ月で達成すべき目標と、1年で達成する目標を区別していないケースです。短期的には新規フォロワー獲得(リーチ拡大)に注力し、中期的にはエンゲージメント向上(既存フォロワーとの関係構築)に注力するなど、段階的なアプローチが必要です。

しかし多くの企業は「毎月フォロワー3,000人」という単一の目標をずっと追い続けています。これでは運用方針が一定になり、成長の機会を失うことになります。

パターン5:業界ベンチマークを無視している

「リーチ率20%」「エンゲージメント率5%」といった目標は、業界や企業規模によって大きく異なります。例えば、新興企業と大手企業では達成難度が全く異なります。

弊社の調査では、フォロワー1万人未満の企業のSNS投稿のエンゲージメント率は3~7%が標準値ですが、フォロワー50万人超の企業では1~2%が標準値です。これを無視して「全企業でエンゲージメント率5%以上」というKPIを設定すると、大手企業は目標達成に苦しむことになります。

これらの失敗パターンに心当たりがありますか?正しいKPI設定の方法を学べば、SNS運用の成果は劇的に向上します。

SNS運用のKPI設定は3ステップで決める

BLUF:効果的なKPI設定には、ビジネスゴール→中間目標→施策レベルという3段階のプロセスが必要です。このフレームワークに沿って設定することで、初めて「測定可能で実現性の高い」KPIが完成します。

1. ビジネスゴールを定義2. 中間目標(メトリクス)を設定3. 施策レベルのKPIに落とし込む

ステップ1:ビジネスゴール(KGI)を定義する

まず最初に、企業としての最終目標(KGI:重要目標達成指標)を明確にします。例えば「月間売上を30%増加させる」「新規顧客を100件獲得する」といった経営目標です。

実際に弊社では、大手商業施設A社のSNS運用を支援する際、「来店者数を月間10%増加させる」をKGIとして設定しました。これを基に、SNSでの認知拡大→興味喚起→来店誘導というファネルを構築し、各段階でのKPI(フォロワー数、リーチ数、クリック数など)を定義しました。その結果、運用開始から3ヶ月で来店者数13%増を実現できたのです。

ビジネスゴールが不明確なまま運用を始めると、どのような成果でも「成功」と判定する傾向があります。厳密なKGI設定が、その後のKPI設定の土台となるのです。

ステップ2:中間目標(メトリクス)を設定する

KGI達成のために必要な中間指標を設定します。例えば、「来店者数10%増」を達成するには「月間リーチ数100万」が必要、という具合です。

ここで重要なのが「仮説の構築」です。データドリブンなアプローチを取る企業は、過去のWeb解析データを基に「SNSからの流入→Webサイト訪問→来店」という因果関係を把握します。

弊社では、自治体E向けのSNS広告運用で「月間IMP(インプレッション)130万」「リーチ440万」を中間目標に設定しました。実際の成果は「IMP 1,304,442」「リーチ 441,752」「クリック率 3.64%」「リンククリック単価 ¥18」を達成し、この中間目標設定の有効性が証明されました。

ステップ3:施策レベルのKPIに落とし込む

最後に、具体的な運用施策レベルでのKPIを設定します。例えば「毎週3本の投稿」「エンゲージメント率3%以上」といった、日々の運用で追える指標です。

重要なのは、これらの施策レベルのKPIが、確実に中間目標→KGIに紐付いていることです。

  • 例. KGI:月間売上30%増メトリクス:EC経由の月間売上15%増(残り15%は実店舗で達成)KPI:月間リンククリック数500件、CVR 5%、平均単価 ¥3,000施策:毎週2本のSNS投稿、リーチ率5%以上、エンゲージメント率2%以上

媒体別・業種別のKPI設定テンプレート

BLUF:InstagramとTikTok、新興企業と大手企業では目標値が大きく異なります。ここでは、業種と媒体別に現実的なKPI目標値を公開します。これをテンプレートとして自社に合わせてカスタマイズしてください。

Instagram運用のKPI設定ガイド

Instagramは視覚的コンテンツ中心で、エンゲージメント率が相対的に高い媒体です。Instagram運用代行の成果報酬型を導入している企業では、より厳密なKPI管理が行われています。

【新興企業(フォロワー1万人未満) vs 成長期企業(フォロワー1~10万人) vs 大手企業(フォロワー50万人超)】

  • エンゲージメント率:新興企業(フォロワー1万人未満)→3~7% / 成長期企業(フォロワー1~10万人)→2~4% / 大手企業(フォロワー50万人超)→0.8~2%
  • リーチ率(フォロワーに対する):新興企業(フォロワー1万人未満)→5~8% / 成長期企業(フォロワー1~10万人)→3~5% / 大手企業(フォロワー50万人超)→1~2%
  • インプレッション率:新興企業(フォロワー1万人未満)→20~35% / 成長期企業(フォロワー1~10万人)→10~20% / 大手企業(フォロワー50万人超)→5~10%
  • 保存数(リール):新興企業(フォロワー1万人未満)→20件以上/月 / 成長期企業(フォロワー1~10万人)→50件以上/月 / 大手企業(フォロワー50万人超)→200件以上/月
  • シェア数(リール):新興企業(フォロワー1万人未満)→5件以上/月 / 成長期企業(フォロワー1~10万人)→15件以上/月 / 大手企業(フォロワー50万人超)→100件以上/月

TikTok運用のKPI設定ガイド

TikTokは推薦アルゴリズムが強く、新規ユーザーにもリーチしやすい媒体です。そのため、Instagramと比べてリーチ率やエンゲージメント率が高い傾向にあります。詳しくはTikTok企業アカウント成功事例7選で実践例を紹介しているので、併せてご参照ください。

【新興企業(フォロワー1万人未満) vs 成長期企業(フォロワー1~10万人) vs 大手企業(フォロワー50万人超)】

  • 平均再生回数:新興企業(フォロワー1万人未満)→10万回 / 成長期企業(フォロワー1~10万人)→50万回 / 大手企業(フォロワー50万人超)→200万回
  • エンゲージメント率:新興企業(フォロワー1万人未満)→5~12% / 成長期企業(フォロワー1~10万人)→3~7% / 大手企業(フォロワー50万人超)→1~3%
  • リーチ率:新興企業(フォロワー1万人未満)→25~35% / 成長期企業(フォロワー1~10万人)→15~25% / 大手企業(フォロワー50万人超)→5~15%
  • 完全再生率:新興企業(フォロワー1万人未満)→30%以上 / 成長期企業(フォロワー1~10万人)→25%以上 / 大手企業(フォロワー50万人超)→20%以上

商業施設・小売業向けのKPI設定テンプレート

実際に弊社が支援した大手商業施設A社の事例です。同グループの全施設の中で最高のフォロワー数を獲得した運用方針をテンプレート化しました。

  • 300人 ── 開始時のフォロワー
  • 50,000人 ── 1年後のフォロワー
  • 170%増 ── リーチ率の改善

メーカー・ECサイト向けのKPI設定テンプレート

弊社が支援したメーカーC社(弁当箱・水筒など)では、以下のKPIでリール動画の再生率を320%改善し、70万回再生のバズ動画を創出しました。

  • 1. 月間投稿数:8本 — 定期性を保ちながら品質を落とさない
  • 2. リール再生率:前月比+30% — 継続的な改善を追跡
  • 3. クリック率:3%以上 — ECサイトへの導線設計を最適化
  • 4. CVR:2%以上 — SNS→サイト→購買までのファネルを管理
  • 5. 平均単価:¥3,000以上 — 質の高い顧客獲得を意識

KPI設定の計算方法と実践例

BLUF:KPI設定は「経営目標」から逆算して計算します。ここでは、実際に弊社が用いている計算フレームワークと、3つの業種別計算例を公開します。このテンプレートを使うことで、データドリブンで根拠のあるKPI数値を導き出すことができます。

基本的な逆算計算フレームワーク

KPI設定の基本は「KGI(経営目標)から逆算する」という考え方です。以下のステップで計算します。

ステップ1:KGI(ビジネスゴール)を定義
例)「月間売上を¥1,000万→¥1,300万に増加させる(+300万円)」

ステップ2:売上への貢献度を定める
例)「SNS経由で+100万円、実店舗訪問で+200万円」(SNS目標:+100万円)

ステップ3:購買単価と必要購買数を逆算
例)「平均購買単価¥2,000の場合、SNS経由で500件の購買が必要」

ステップ4:CVRからクリック数を逆算
例)「CVR 5%の場合、¥2,000 × 500件 ÷ 0.05 = 月間10,000クリック必要」

ステップ5:クリック率からインプレッション数を逆算
例)「クリック率 3%の場合、10,000 ÷ 0.03 = 月間330万IMP必要」

ステップ6:投稿数とエンゲージメント率から月間必要IMP数を確保
例)「月間投稿8本 × 1投稿あたり41万IMP = 月間330万IMP達成」

このように逆算することで、単なる「目標値」ではなく「根拠のあるKPI」が設定できるのです。

計算例1:EC・メーカー企業の場合

商品の平均単価が¥3,000、CVR(クリック→購買)が2%、クリック率が3%の企業を想定します。

KGI:SNS経由の月間売上+¥300万

必要購買数:300万 ÷ ¥3,000 = 1,000件

必要クリック数:1,000 ÷ 0.02 = 50,000クリック

必要インプレッション数:50,000 ÷ 0.03 = 165万IMP

施策KPI:月間投稿8本、1投稿あたり20万IMP以上

計算例2:来店型(商業施設・飲食店)の場合

月間来店者数を3,000人増加させたい企業を想定します。SNS経由の来店率が5%、SNS→Webサイト訪問率が20%と仮定します。

KGI:月間来店者数+3,000人(SNS経由)

必要なWebサイト訪問数:3,000 ÷ 0.05 = 60,000訪問

必要なクリック数:60,000 ÷ 0.20 = 300,000クリック

必要なインプレッション数:300,000 ÷ 0.03(クリック率) = 1,000万IMP

施策KPI:月間投稿20本、1投稿あたり50万IMP以上

計算例3:リード獲得型(SaaS・コンサル企業)の場合

月間リード(問い合わせ)を100件獲得したい企業を想定します。クリック率3%、リード化率10%と仮定します。

KGI:月間リード+100件

必要なクリック数:100 ÷ 0.10 = 1,000クリック

必要なインプレッション数:1,000 ÷ 0.03 = 33万IMP

施策KPI:月間投稿4本、1投稿あたり8.3万IMP以上

これらの計算例を参考に、自社のビジネスモデルに合わせてKPI計算を行ってください。重要なのは「仮説を持つ」ことです。初回の仮説が外れても、実績データが集まれば精度は向上します。

KPI達成に必須の5つの運用ルール

BLUF:KPIを設定しても、運用体制と測定方法が整備されなければ意味がありません。弊社が100社超のSNS運用で実践している5つのルールを公開します。

ルール1:毎週・毎月のレビュー体制を構築する

KPIは「設定したら終わり」ではなく、継続的にモニタリングし、改善することが重要です。弊社では、クライアント企業と毎月定例MTGを実施し、前月のKPI達成状況を分析しています。

実際に弊社が支援した大手鉄道系小売B社では、当初月1回のレビューでしたが、リーチ率170%増、プロフィールアクセス率141%増、フォロー率151%改善という成果を実現したのは、週1回のデータ確認と月2回の施策変更を実施したからです。

ルール2:複数のKPIを階層的に管理する

ビジネスゴール→メトリクス→施策レベルというように、複数のKPIを同時に追跡することが重要です。上位の指標だけ追っていると、下位の指標がどのように貢献しているのか見えなくなります。

ルール3:期間別の目標値を設定する

「初期段階(1~3ヶ月)」「成長段階(3~6ヶ月)」「成熟段階(6~12ヶ月)」という具合に、時間軸ごとに異なる目標値を設定することが重要です。

弊社の実績では、初期段階はリーチ拡大に注力し、成長段階でエンゲージメント向上に切り替え、成熟段階で販売誘導に注力する。こうした段階的なアプローチで、初期段階からの成果を最大化できました。

ルール4:外部ツールを活用して自動化する

Instagram Insights、Google Analytics、SNS分析ツールなど、複数のツールを組み合わせて、KPI追跡を自動化することが重要です。手動でデータ収集していると、人為的ミスや時間のロスが生じます。

実際に弊社では、クライアント企業向けに「KPI自動ダッシュボード」を構築し、毎日のKPI達成状況をリアルタイムで可視化するシステムを導入しています。

ルール5:KPI未達時のアクションプランを事前に定める

KPIが未達に終わった場合、「なぜダメだったのか」「何を変えるのか」を事前に定めておくことが重要です。そうでないと、感情的な判断で施策を変更してしまい、継続性が失われます。

業界別・目的別のKPI設定事例集

BLUF:ここまでの知識を基に、実際の企業のKPI設定事例を5つ紹介します。自社に近い業種や目的の事例を参考に、カスタマイズしてください。

事例1:商業施設の来店誘導型SNS運用

大手商業施設A社(フォロワー初期:300人)の事例です。

  • KGI: 月間来店者数10%増(月間3,000人増)
  • メトリクス: SNS経由の来店者数月間200人
  • KPI: 月間リーチ数100万、クリック数5,000、来店率3%
  • 施策: 毎日投稿、ストーリーズ3本/日、リール1本/週
  • 成果: 3ヶ月で来店者数13%増達成、最終フォロワー数は同グループ全施設最多

事例2:メーカーの販売誘導型SNS運用

メーカーC社(新商品販売促進)の事例です。

  • KGI: EC経由の月間売上30%増
  • メトリクス: SNS経由のサイト訪問数月間10,000、購買数250
  • KPI: リール再生数200万、クリック率3%、CVR 2%
  • 施策: 毎週2本のリール投稿、バズマーケティング×インフルエンサー提携
  • 成果: リール再生率320%改善、バズ動画70万回再生達成

事例3:自治体の観光誘致型SNS運用

自治体E向けのSNS広告運用の事例です。

  • KGI: 観光客月間25%増
  • メトリクス: SNS広告経由の問い合わせ月間500件
  • KPI: IMP 130万、リーチ 440万、CTR 3.64%、CPC ¥18
  • 施策: インフルエンサーPR(2名)+ パートナーシップ広告
  • 成果: 実績 IMP 1,304,442、リーチ 441,752を達成

インフルエンサーマーケティングの効果測定について詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご参照ください。

事例4:小売企業のフォロワー成長型SNS運用

大手鉄道系小売B社の事例です。

  • KGI: 年間売上15%増
  • メトリクス: フォロワー月間3,000人増、エンゲージメント率2%以上
  • KPI: リーチ率170%増、PFアクセス率141%増、フォロー率151%改善
  • 施策: 毎日投稿、複数アカウント運用、インフルエンサー提携
  • 成果: すべてのKPI達成、意欲的なコメントも大幅増加

事例5:イベント企画のキャンペーン型SNS運用

大手イベント企画会社D社のプレゼントキャンペーン事例です。

  • KGI: キャンペーン参加者数3,000人
  • メトリクス: フォロワー月間5,000人増、エンゲージメント月間10,000件
  • KPI: リーチ数500万、エンゲージメント率8%、応募率15%
  • 施策: Instagram + TikTok 並行キャンペーン、インフルエンサー起用
  • 成果: フォロワー300人→1.3万人に成長、9,917いいね獲得

これらの事例を参考に、自社のKPI設定を見直してみてください。もし「どのKPIを設定すべきか分からない」という場合は、まずご相談ください。

SNS運用のKPI管理に使える4つの運用ツール

BLUF:KPIを効果的に管理するには、各SNS媒体の公式分析ツールと、外部の統合分析ツールを組み合わせることが重要です。ここでは、実際に弊社が使用している4つのツールを紹介します。

1. Instagram Insights(公式ツール)

Instagramの公式分析機能です。以下のデータをリアルタイムで確認できます。

  • リーチ数、インプレッション数、エンゲージメント数
  • フォロワーの属性、増減数、最活動時間帯
  • 投稿ごとのパフォーマンス詳細
  • 保存数、シェア数などの個別指標

実際に弊社が支援する企業では、毎週このツールで投稿ごとのパフォーマンスをレビューし、翌週の投稿内容を最適化しています。

2. TikTok Analytics(公式ツール)

TikTokの公式分析機能です。以下のデータを確認できます。

  • 動画ごとの再生数、エンゲージメント数、シェア数
  • 視聴者の属性、地域、興味関心
  • トラフィックソース(おすすめ、フォローしている人、外部など)
  • 完全再生率、平均視聴時間

3. Google Analytics 4

SNSから流入したユーザーの行動を追跡する際に必須です。以下の分析が可能です。

  • SNS経由の訪問数、セッション数、ユーザー数
  • リンククリック数、ページごとの滞在時間
  • コンバージョン数、購買単価
  • SNS別、キャンペーン別のROI分析

弊社では、このツールを使ってSNS投稿→Webサイト訪問→購買という一連の因果関係を数値化し、KPI設定の根拠を構築しています。

4. Sprout Social、Hootsuite などの統合ツール

複数のSNS媒体を一括管理し、KPIダッシュボードを作成するツールです。実際に弊社が活用している機能は以下の通りです。

  • 複数媒体のKPIを1つのダッシュボードで一元管理
  • 毎月のレポート自動作成
  • 投稿のスケジュール管理と実績追跡
  • 競合企業のベンチマーク分析

よくある質問(FAQ)

BLUF:KPI設定に関して、企業から頻繁に寄せられる質問に答えます。自社の疑問の答えが見つかる可能性が高いので、一読をお勧めします。

Q1. SNS運用を開始して1ヶ月ですが、KPIは達成しなくても大丈夫ですか?

A: 最初の1~3ヶ月は、クリエイティブの改善と施策の最適化に注力するフェーズです。実際に弊社が支援する企業の多くは、初期段階でKPIを70~80%程度の達成率に緩く設定し、3ヶ月目以降に100%を目指す段階的なアプローチを取っています。ただし、3ヶ月経っても全くKPIに接近していない場合は、施策の方向性そのものを見直す必要があります。

Q2. フォロワー数が増えているのに、売上が増えない理由は何ですか?

A: これは最も多い相談です。原因は通常、以下の3つのいずれかです。まず、フォロワーの質が低い可能性があります。SNS広告で無差別に集めたフォロワーは、購買に至らないことが多いです。次に、SNS→Webサイト→購買というファネル設計が不十分である可能性があります。最後に、KPIの設定ミスです。「フォロワー数」は虚栄心の指標(vanity metric)で、実質的な成果と相関しないことが多いのです。代わりに「クリック数」「CVR」「顧客獲得単価」といった指標を追跡することをお勧めします。

Q3. 小規模企業でも、大企業と同じKPIを設定すべきですか?

A: 絶対にしてはいけません。企業規模、業種、ビジネスモデルによって、適切なKPI目標値は大きく異なります。例えば、フォロワー1万人未満の新興企業のエンゲージメント率は3~7%が標準値ですが、フォロワー50万人超の大手企業は0.8~2%が標準値です。同じ指標で比較すると、大手企業は常に「失敗状態」になってしまいます。本記事で紹介した媒体別・企業規模別のテンプレートを参考に、自社に合わせてカスタマイズすることをお勧めします。

Q4. KPI設定を間違えた場合、途中で変更できますか?

A: できます。実際に弊社では、クライアント企業のKPIを3~6ヶ月ごとに見直しています。ただし注意点があります。短期的な成果に一喜一憂して頻繁にKPIを変更してしまうと、データ比較ができなくなり、改善の効果測定ができなくなります。理想的には「3ヶ月は現在のKPIで頑張る」「3ヶ月後に振り返りレビューを実施」「必要に応じて次期KPIに変更」という3ヶ月単位のサイクルをお勧めします。

Q5. SNS運用の成果を定量化できないジャンル(例:ブランドイメージ構築)の場合、KPIはどう設定しますか?

A: ブランドイメージ構築であっても、KPI化は可能です。例えば、「ブランド認知度」を「Google検索の月間検索数」「SNSでのブランド言及数」「問い合わせ件数」に分解します。定性的な目標を定量的な指標に落とし込むことが重要です。弊社が支援した自治体Eでは「地域の認知度向上」というKPIを「SNS問い合わせ数月間500件」に変換し、施策効果を正確に測定できるようになりました。

まとめ:SNS運用で成果を出すために必要なことは「正しいKPI設定」

SNS運用におけるKPI設定の重要性と、具体的な方法を詳しく解説してきました。ここで改めて、最も重要なポイントをまとめます。

  • 1. ビジネスゴール→メトリクス→KPIという3段階の階層構造を作る — これが「測定可能で実現性の高い」KPI設定の基本です。
  • 2. 媒体の特性と業界ベンチマークを理解する — InstagramとはTikTok、新興企業とは大手企業で目標値は全く異なります。
  • 3. 毎週・毎月のレビュー体制を構築する — KPI設定後の継続的なモニタリングと改善が、成功の鍵です。
  • 4. 分析ツールを活用して自動化する — Instagram Insights、Google Analytics、統合ツール等を組み合わせることで、データドリブンな運用が可能になります。
  • 5. 実績事例を参考に、自社に合わせてカスタマイズする — 本記事で紹介した5つの事例(商業施設、メーカー、自治体、小売、イベント企画)を参考に、自社のKPIを設計してください。

弊社は過去5年間で100社超のSNS運用を支援し、この過程で数多くのKPI設定の失敗と成功を見てきました。分かったことは、「正しいKPI設定」こそが、SNS運用における最初で最大の成功要因だということです。

実際に弊社が支援するクライアント企業では、KPI設定に3~4週間かけて、その後の運用ではブレずに改善に注力する企業ほど、早期の成果を獲得しています。一方、KPI設定を甘く見て、数ヶ月で「方向性を変える」という企業は、いつまでも成果が出ない傾向にあります。

もし、今お読みの皆様が「現在のSNS運用のKPI設定に不安がある」「本当にこの数値が正しいのか分からない」という状態であれば、ぜひ一度ご相談ください。弊社では、無料のKPI診断を提供しています。自社のSNS運用を30分間分析し、「現在のKPI設定は適切か」「どう改善すべきか」を具体的にお答えします。

正しいKPI設定が、SNS運用の成功の第一歩です。今一度、自社の目標値を見直してみてください。

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この記事を書いた人

肥田 侑弥(ひだ ゆうや)

株式会社Ceeev 代表取締役

SNSマーケティング会社、インフルエンサーマーケティング企業で営業トップを経験後、2023年にCeeevを創業。「KGI(売上)に直結する施策しかやらない」を信条に、100社以上のSNS運用・インフルエンサーPR・広告運用を支援。完全成果報酬型SNS運用代行という新しいモデルで、クライアントのリスクを最小化しながら成果を最大化するアプローチを実践している。